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ノクターンとは?

のくたーん

ノクターンとは「夜想曲」とも訳される独奏ピアノ曲の形式で、穏やかで叙情的な旋律と夜の情緒を表現した作品に多く用いられる名称です。

ノクターン(nocturne)は、フランス語・英語で「夜に関するもの」を意味する語で、音楽においては夜の静寂や神秘的な雰囲気を表現した器楽曲の様式を指します。日本語では「夜想曲(やそうきょく)」と訳されます。

ノクターンという形式を最初に確立したのはアイルランドピアニスト・作曲家ジョン・フィールド(1782〜1837年)で、右手が歌うような旋律を奏で、左手がアルペジオ(分散和音)で伴奏するスタイルを作り上げました。この形式をさらに深化・発展させたのがポーランド出身のフレデリック・ショパンで、全21曲のノクターンを残しました。とりわけ作品9-2の変ホ長調のノクターンは世界的に広く知られています。

ノクターンの音楽的特徴としては以下の点が挙げられます。

  • 穏やかで流れるような旋律線が際立つ
  • 左手による分散和音の伴奏が詠嘆的な雰囲気を作る
  • 夜・静寂・内省といった情感を表現することが多い
  • テンポは緩やかで、装飾音や即興的な表情が豊か

ショパン以降も、ドビュッシーの管弦楽曲「夜想曲」やフォーレのノクターン集など、ジャンルや編成を超えて「夜想曲」の名を冠した作品が多く作られています。

使い方・例文

ピアノの発表会やクラシックのコンサートで「ショパンのノクターン第20番嬰ハ短調」が演奏される場面が典型的で、映画やドラマのBGMとして夜の情緒を演出する目的でも頻繁に使われます。

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