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ヌルデとは?

ぬるで

ヌルデとは、ウルシ科に属する落葉低木・小高木で、山野に広く自生し、アブラムシの一種が作るタンニン豊富な虫こぶ(五倍子)を生産することで知られる植物です。

ヌルデ(白膠木、学名 Rhus javanica var. chinensis)は、ウルシ科(Anacardiaceae)ヌルデ属に属する落葉低木から小高木です。日本全国の山野や林縁、川岸などに広く自生し、東アジア各地にも分布しています。

ヌルデの最大特徴のひとつは、葉軸(小葉の間の茎)に翼(ヨク)と呼ばれる葉状の張り出しがあることです。これは同科のウルシとの区別点となります。秋には美しく紅葉し、山野の紅葉を彩ります。花は夏に白い小花を円錐花序に多数つけます。

もうひとつの特徴が「五倍子(ふし・ごばいし)」です。ヌルデシロアブラムシが葉に寄生して作る虫こぶは、タンニンを豊富に含み、古くから重宝されてきました。

  • 染料:黒染め・鉄媒染の媒染剤として利用
  • インク・墨:タンニン鉄インクの原料
  • 生薬:収斂・止血・下痢止めなどの漢方薬材
  • 鞣し革:皮革なめしの材料

ウルシ科の植物ですが、ウルシ(Toxicodendron vernicifluum)とは異なり、ヌルデ自体のかぶれ成分は弱く、接触性皮膚炎のリスクはウルシほど高くないとされています。ただし敏感な人は注意が必要です。

使い方・例文

「山の斜面にヌルデが赤く色づいていた」のように秋の山野の描写で登場します。また植物染めや漢方の解説で「ヌルデの五倍子をタンニン源として使う」という形でも頻繁に出てきます。

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