本文へスキップ

ニールス・ヘンリック・アーベルとは?

にーるすへんりひあーべる

ニールス・ヘンリック・アーベルノルウェー数学者で、5次以上の代数方程式が代数的に解けないことを証明し、群論・楕円関数論の発展に貢献した天才数学者です。

ニールス・ヘンリック・アーベル(1802〜1829年)は、ノルウェー生まれの数学者です。わずか26歳で亡くなりましたが、その短い生涯に残した業績は数学史に深く刻まれており現在も「アーベル」の名を冠した多くの数学的概念が存在します。

アーベルの最大の功績は、5次以上の一般的な代数方程式は四則演算と冪根のみを用いた公式では解けないことを証明したことです(アーベル=ルフィニの定理)。2次・3次・4次方程式には解の公式が存在しましたが、5次方程式については長年未解決の問題でした。アーベルはこれを否定的に解決することで、問題の性質そのものを問い直す方向性を数学に示しました。

また、アーベルは楕円関数の研究においても先駆的な業績を残し、カール・グスタフ・ヤコービと並んでこの分野の基礎を確立しました。楕円積分の逆関数として定義される楕円関数は、現代の整数論・代数幾何学・暗号理論にまで応用される重要な概念です。

アーベルの業績を記念し、ノルウェー政府は2003年から数学のノーベル賞に相当するアーベル賞を設立しました。また、交換法則(可換法則)を満たす群を「アーベル群」と呼ぶなど、彼の名は現代数学の基本用語として生き続けています。

使い方・例文

「代数学の授業で群論を学ぶとき、交換法則を満たす『アーベル群』という用語でアーベルの名前に初めて出会う学生が多いです。」

この用語をシェア

𝕏 でポスト LINE

最終更新:

関連用語