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ドーバー城とは?

どーばーじょう

ドーバー城とは、イギリス・ケント州ドーバーの断崖上に建つ中世の城塞で、「イングランドの鍵」とも呼ばれる戦略的要衝の城です。

ドーバー城(Dover Castle)は、イングランド南東部ケント州のドーバー海峡を見下ろす白亜の断崖上に位置する中世城塞です。ヨーロッパ大陸との最短ルートを制する戦略上の要地として、古代ローマ時代から防衛拠点が置かれていました。

現在見られる石造りの城塞は、主に12世紀後半のプランタジネット朝ヘンリー2世の治世(1154〜1189年)に大規模な建設が行われ、高い石造りの主塔(グレート・タワー)と二重の城壁が整備されました。その後も歴代の国王が増築や改修を重ね、中世を通じてイングランド防衛の要として機能しました。

ドーバー城の主な見どころ・歴史的意義は以下の通りです。

  • グレート・タワー:ヘンリー2世時代に築かれた堅固な主塔で、王室の居室も備える
  • 地下トンネル網:ナポレオン戦争時に掘られ、第二次世界大戦でも司令部として活用された
  • ファロス(灯台跡):ローマ時代の灯台遺構が城内に現存する
  • サクソン朝期の聖マリア教会:城内に残るアングロサクソン時代の教会

「イングランドの鍵」と呼ばれるほど軍事的重要性が高く、第二次世界大戦時のダンケルク撤退作戦(ダイナモ作戦)の指揮もこの地下トンネルから行われました。現在はイングリッシュ・ヘリテージが管理する観光地として多くの来訪者を迎えています。

使い方・例文

イギリス史の教材や中世城郭建築の解説、またはノルマン・コンクエスト以降のイングランド防衛史を扱う資料で「ドーバー城」が登場します。

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