トマス・ハンプソンとは?
とますはんぷそん
トマス・ハンプソンは、アメリカ出身の世界的バリトン歌手で、ドイツ歌曲(リート)の第一人者としても広く知られています。
トマス・ハンプソン(Thomas Hampson、1955年〜)は、アメリカ・エヴェレット(ワシントン州)出身のバリトン歌手です。ファルフィサ・インガー・スタンダードでもトレーニングを受け、後にウィーンに渡りハンス・ホッターに師事するなど、ヨーロッパの歌唱伝統を深く吸収しました。
ハンプソンは、オペラとリート(ドイツ語の芸術歌曲)の両面で卓越した評価を受けています。オペラでは、モーツァルトの「ドン・ジョヴァンニ」「フィガロの結婚」の主役やヴェルディのバリトン役が代表的なレパートリーです。世界の主要歌劇場—メトロポリタン歌劇場、ウィーン国立歌劇場、ミラノ・スカラ座など—に定期的に出演してきました。
リートの分野では特に高い評価を受けており、シューベルト、シューマン、マーラーの歌曲集の録音は多くが賞を受賞しています。マーラーの歌曲への造詣は特に深く、研究者・普及者としての顔も持っています。
また音楽教育と文化普及にも熱心で、様々な教育プログラムや若手歌手の育成に携わっています。豊かな声量と洗練された表現力、インテリジェントな歌詞解釈が三位一体となった演奏スタイルで、現代最高のバリトンの一人として世界中で愛されています。
使い方・例文
ハンプソンのシューベルト「冬の旅」やマーラーの歌曲集の録音は、ドイツ・リートの名盤として広く知られており、歌曲を学ぶ声楽家の参考として頻繁に挙げられます。
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