ディオクレティアヌスとは?
でぃおくれてぃあぬす
ディオクレティアヌスは、3世紀の危機に瀕したローマ帝国を再建した皇帝で、四帝共治制(テトラルキア)を導入したことで知られます。
ディオクレティアヌス(在位284〜305年)は、ローマ帝国の皇帝であり、3世紀の軍人皇帝時代の混乱を収束させ、帝国の再生を成し遂げた人物として歴史に刻まれています。
ダルマティア(現在のクロアチア付近)の出身とされ、軍の下士官から身を起こして皇帝の座についたという、当時としては典型的な「軍人皇帝」のキャリアを持ちます。即位後は広大な帝国を効率的に統治するため、四帝共治制(テトラルキア)と呼ばれる統治体制を導入しました。これは帝国を東西に二分し、それぞれに正帝(アウグストゥス)と副帝(カエサル)を置く4人体制で、軍事・行政の分担を明確にして帝国の安定を図るものでした。
内政面では税制・通貨・軍制の改革を断行し、物価統制を定めた「最高価格勅令」を発布するなど経済の安定化にも努めました。また行政組織を細分化し、属州の数を増やして中央集権的な統治体制を整備しました。
宗教面では当初キリスト教徒を大規模に迫害(ディオクレティアヌス迫害)しましたが、305年には自ら退位するという異例の決断を下しました。彼の退位後、四帝共治制は崩壊しましたが、その統治改革はコンスタンティヌス帝による帝国再統一の基盤ともなりました。
使い方・例文
ローマ史の授業で「3世紀の危機」や「テトラルキア(四帝共治制)」を説明する際に、ディオクレティアヌスの改革が必ず取り上げられます。
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