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ティト・ゴッビとは?

てぃとごっび

ティト・ゴッビとは、20世紀イタリアを代表するバリトン歌手で、圧倒的な演技力と豊かな声により「オペラ最高の演技派歌手」と称された人物です。

ティト・ゴッビ(Tito Gobbi、1913〜1984年)は、イタリアのバッサーノ・デル・グラッパ出身のバリトン歌手で、20世紀の歌劇界において最も優れた演技力を持つバリトンの一人として広く知られている。声の美しさのみならず、劇的表現の深さとリアリティにおいて他を抜きん出た存在だった。

ローマで声楽を学んだ後、1930年代後半にプロのキャリアをスタートさせた。ミラノ・スカラ座、コヴェントガーデン王立歌劇場、シカゴ・リリック・オペラなど世界の主要歌劇場に出演し、数十年にわたりバリトンの最高峰として活躍した。

特に評価が高かったのは、ヴェルディ作品のバリトン役である。『ファルスタッフ』のファルスタッフ、『シモン・ボッカネグラ』の題名役、『オテロ』のイヤーゴは特に名演として語り継がれる。また、プッチーニの『トスカ』のスカルピア男爵役は、ゴッビの解釈が後のバリトン歌手の基準となるほど高く評価された。

マリア・カラスとの共演録音・映像も多く残されており、二人の舞台は現在も映像や音源で見聞きすることができる。優れた演技指導者としても晩年に活躍し、多くの後進に影響を与えた。

使い方・例文

オペラのバリトン役の名演を紹介する解説や、ヴェルディ・プッチーニの名盤特集では必ず名前が挙がる歌手であり、マリア・カラスとの共演映像を語る際にも欠かせない存在として言及される。

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