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チャールズ・エルミートとは?

ちゃーるずえるみーと

チャールズ・エルミートは、19世紀フランス数学者で、エルミート多項式・エルミート行列など多数の概念に名を残し、πの超越性証明でも知られる人物です。

シャルル・エルミート(Charles Hermite、1822年〜1901年)は、19世紀フランスを代表する数学者であり、解析学・代数学・数論の分野で数多くの重要な業績を残しました。エコール・ポリテクニークで学び、後にパリ大学教授として多くの後進を育てました。

エルミートの名は現在も数学の各所に残っています。「エルミート行列」は複素共役転置が自分自身と等しい行列を指し、量子力学の観測量の記述に不可欠な概念です。「エルミート多項式」は数理物理学・確率論において重要な直交多項式の族であり、量子調和振動子の波動関数にも登場します。

主な業績は以下の通りです。

  • エルミート行列・エルミート形式の定義(量子力学・線形代数で必須)
  • エルミート多項式の研究(数理物理・確率論に応用)
  • ネイピア数 e の超越性の証明(1873年、数学史上の金字塔)
  • 楕円関数・モジュラー形式への貢献
  • 五次方程式の楕円関数による解法

特にeの超越性証明は、その後のリンデマンによるπの超越性証明の手本となり、数学の歴史において画期的な出来事でした。エルミートは計算よりも概念の美しさを重んじた数学者として知られ、その思想は後のアンリ・ポアンカレらに受け継がれました。

使い方・例文

量子力学の教科書で「エルミート演算子」「エルミート行列」として、また線形代数で「エルミート内積」として登場します。数学史の文脈ではeの超越性証明の話題で必ず名前が挙がります。

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