チッペンデール様式とは?
ちっぺんでーるようしき
チッペンデール様式とは、18世紀イギリスの家具職人トーマス・チッペンデールが確立した装飾的な家具デザインの様式で、ロココ・中国・ゴシックの要素を融合した優美さが特徴です。
チッペンデール様式(Chippendale style)とは、18世紀のイギリスで家具職人・デザイナーのトーマス・チッペンデール(Thomas Chippendale、1718〜1779年)が確立した家具デザインの様式です。
チッペンデールは1754年に『紳士と家具職人のための指南書』(The Gentleman and Cabinet-Maker's Director)を出版し、自らのデザインを広く公開しました。この書籍は当時の家具業界に大きな影響を与え、チッペンデール様式はイギリスのみならずアメリカの植民地にも普及しました。
チッペンデール様式の主な特徴は次の通りです。
- 繊細に彫刻されたバックレスト(背もたれ):リボン模様・レース状の格子・透かし彫りなど
- カブリオールレッグ(猫脚)と球状の爪足(ボール・アンド・クロウフット)
- ロココ調の曲線美と植物・貝殻モチーフ
- 中国趣味(シノワズリ)を取り入れた格子模様や竹を模した装飾
- ゴシック・リバイバル風のアーチや尖塔形のデザイン
マホガニーを主な素材とし、当時のイギリス上流社会の邸宅を飾りました。チッペンデール様式の椅子・テーブル・書棚は現在もアンティーク家具の中で高い評価を得ており、オークションで高値がつくことも珍しくありません。
使い方・例文
アンティークショップや美術館の展示で「チッペンデール様式のアームチェア」と紹介されている家具を見かけることがあります。背もたれの精巧な透かし彫りとカーブした脚部が典型的な特徴です。
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