チェーザレ・パヴェーゼとは?
ちぇーざれぱゔぇーぜ
チェーザレ・パヴェーゼは20世紀イタリアを代表する小説家・詩人で、孤独と死のテーマを追い続け、若くして自ら命を絶ちました。
チェーザレ・パヴェーゼ(1908〜1950年)は、北イタリアのピエモンテ州サント・ステファノ・ベルボ生まれの小説家・詩人・翻訳家です。農村の風景と記憶に深く根ざした文学世界を構築し、フォークナー・メルヴィル・スタインベックら米国文学の翻訳者としてもイタリアへのアメリカ文学紹介に大きな役割を果たしました。
パヴェーゼの文学の中心には、孤独・失恋・死への執着という一貫したテーマがあります。代表作には以下があります。
- 『丘の上の悪魔』:農村と都市の狭間で揺れる青年たちを描く
- 『月と篝火』:故郷への帰還と過去の喪失を主題にした晩年の傑作
- 詩集『働くことは疲れる』:労働と日常を題材にした写実的な詩
私生活では恋愛の失意を繰り返し、ファシズム期の政治的弾圧でカラブリアへの島流しを経験するなど、苦難の連続でした。1950年にストレーガ賞(イタリア最高文学賞)を受賞した直後、トリノのホテルで自ら命を絶ちました。享年41歳。残されたメモには「すべての許しを乞う、誰もが許さないこと」と記されていたと伝えられます。
パヴェーゼの作品と生涯は、実存主義的な文学への関心が高まった戦後ヨーロッパで広く読まれ、今日もイタリア文学の古典として評価されています。
使い方・例文
イタリア文学や20世紀ヨーロッパ文学を紹介する際、実存主義的テーマと作家の悲劇的生涯を論じる文脈で取り上げられます。
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