チェチェン人とは?
ちぇちぇんじん
チェチェン人とは、北カフカス山脈南麓を故地とするイスラム教徒の民族で、ロシア連邦チェチェン共和国に主に居住し、独自の言語と強い民族的アイデンティティを持ちます。
チェチェン人(Chechen / Нохчий)は、北カフカス地方に居住するコーカサス系民族の一つです。現在はロシア連邦内のチェチェン共和国(首都グロズヌイ)を主たる居住地としていますが、ロシア各地や中東・ヨーロッパにも多くのディアスポラが存在します。
チェチェン語はナフ・ダゲスタン語族に属し、ロシア語とは系統が全く異なります。宗教はイスラム教(スンナ派)が主流で、18〜19世紀にロシアの南下政策に抵抗する中でイスラムへの帰依が強まりました。
歴史的には、ロシア帝国による征服(コーカサス戦争、19世紀)から始まり、ソ連時代の強制移送(1944年)、ソ連崩壊後の第一次・第二次チェチェン紛争(1990年代〜2000年代)に至るまで、ロシアとの激しい武力衝突を繰り返してきました。強制移送では多数の死者が出たとされ、民族の集合的記憶に深く刻まれています。
現在、チェチェン共和国はロシア連邦に属しながらも、カディロフ政権のもと独自の宗教・文化的色彩を保っています。チェチェン人のアイデンティティは言語・宗教・部族(テイプ)制度を軸に形成されています。
使い方・例文
国際政治やロシア近現代史を学ぶ文脈で、チェチェン紛争はロシア連邦内の民族問題を象徴する事例として頻繁に取り上げられます。
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