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タルシラ・ド・アマラルとは?

たるしらどあまらる

タルシラ・ド・アマラルは、20世紀ブラジルを代表するモダニズム画家で、ブラジルの文化・色彩・神話を独自の様式で表現した「アントロポファジア(文化的食人)」運動の象徴的存在です。

タルシラ・ド・アマラル(1886〜1973年)は、ブラジルサンパウロ州出身の画家。ブラジル近代美術を代表する芸術家であり、ラテンアメリカ美術史においても最も重要な人物の一人として世界的に評価されています。

裕福な農場主の家に生まれ、成熟してからパリに渡って正式な美術教育を受けました。パリではセザンヌやキュビスムの影響を受けながらも、ブラジル固有の色彩感覚と民衆文化への関心を失わず、帰国後に独自のスタイルを確立しました。

彼女の絵画は大きく三つの時期に分類されます。

  • 「パウ・ブラジル(ブラジル木)」期(1920年代前半)—— ブラジルの農村風景と民族的モチーフを鮮やかな色彩で描く
  • 「アントロポファジア」期(1920年代後半)—— 外来文化をブラジル的感性で「食人」して消化するという思想を視覚化
  • 社会的リアリズム期(1930年代以降)—— 経済危機の影響を受け、労働者や貧困をテーマに

代表作『アバポル(大きな花)』(1928年)は、超現実的な巨大な花と奇妙なプロポーションの人物を組み合わせた作品で、ラテンアメリカ美術の象徴的な一枚となっています。ブラジルのナショナル・アイデンティティと前衛芸術を結びつけた功績が今も高く評価されています。

使い方・例文

「タルシラの絵画は、熱帯の色彩とキュビスムが融合した唯一無二の世界観を持っている」と評されるように、ブラジル近代美術の先駆者として美術史の授業や展覧会で紹介されます。

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