タブノキとは?
たぶのき
タブノキとは、日本の暖地に自生するクスノキ科の常緑広葉樹で、神社の境内や海岸林によく見られる木です。
タブノキ(椨の木)は、クスノキ科タブノキ属に分類される常緑高木で、学名をMachilus thunbergiiといいます。本州中部以南から九州・沖縄、さらに台湾・朝鮮半島南部にかけて分布し、特に海岸近くの照葉樹林に多く見られます。
高さは20メートル以上に達することもあり、幹は太く堅固です。葉は厚くつやがあり、長楕円形で縁は全縁(鋸歯なし)です。春に黄緑色の小花を多数咲かせ、秋には黒紫色の実をつけます。この実を鳥が食べることで種子が散布されます。
タブノキは古くから日本人の生活と深く結びついてきました。主な特徴や用途として以下が知られています。
- 神社仏閣の境内木として多く植えられ、鎮守の森を構成する
- 樹皮や葉を線香の原料(タブ粉)として利用してきた歴史がある
- 材は家具や建築材として利用される
- 潮風や塩害に強く、防風・防潮林として海岸に植樹される
タブノキは生態的にも重要な樹種で、照葉樹林の極相林を構成する代表種のひとつです。都市緑化や海岸保全にも積極的に活用されています。
使い方・例文
タブノキは海岸に近い神社の境内に多く見られ、大木に成長して森のような雰囲気をつくり出すことがある。
この用語をシェア
最終更新: