タフティングとは?
たふてぃんぐ
タフティングとは、椅子やソファの表面にボタンや糸で規則的なくぼみを作り、菱形や格子状のキルティングパターンを生み出す家具の装飾技法です。
タフティング(Tufting)は、クッションや布張り家具の表面にボタンや糸を通して引き絞ることで、規則的なくぼみと膨らみを交互に作り出す装飾・構造技法です。結果として生まれる菱形や格子状のパターンは「ダイヤモンドタフティング」とも呼ばれ、高級感ある外観が特徴です。
技法の歴史は18〜19世紀のヨーロッパに端を発します。当初は詰め物のずれを防ぐ実用的な目的で縫われた糸が、次第に装飾的な要素として発展しました。ビクトリア朝時代のイギリスで特に流行し、応接間の椅子や寝室のベッドヘッドボードなど、上流家庭の調度品に広く用いられるようになりました。
タフティングの主な種類には以下があります。
- ボタンタフティング:表面にボタンを縫いつけてくぼみを形成する最も一般的な手法
- ノットタフティング:ボタンを使わず糸の結び目だけでくぼみを作る手法
- ブラインドタフティング:表面にボタンが出ないよう内側で処理する手法
現代でもバルセロナチェアやチェスターフィールドソファなど、クラシックデザインの象徴として広く使われています。高い職人技を要する技法であり、手縫いのタフティングが施された家具は品質と格調の証とされています。
使い方・例文
チェスターフィールドソファの背面や座面に施されたタフティングは、深いくぼみと豊かな膨らみが交互に並び、クラシックで重厚な雰囲気を演出します。
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