スーパーチリングとは?
すーぱーちりんぐ
スーパーチリングとは、食品を凍結直前の温度帯(-1〜-3℃前後)で保管する鮮度保持技術のことです。
スーパーチリング(Super Chilling)とは、食品を完全に凍らせることなく、凍結点直前のマイナス1〜3℃程度の低温に保つ保存・輸送技術です。通常の冷蔵(0〜5℃)よりも低温で、かつ冷凍(-18℃以下)よりも高い温度帯を使用することが特徴です。
この温度帯では、細菌の繁殖速度が通常冷蔵に比べて大幅に抑制されます。また、食品の細胞が微細な氷の結晶を含む「過冷却」に近い状態となるため、酵素活性も低下し、品質劣化のスピードが遅くなります。完全冷凍とは異なり、解凍の手間が不要でドリップ(旨味成分を含む液体)の流出も抑えられます。
水産分野でのスーパーチリングの利点は以下の通りです。
- 鮮魚の保存期間を通常冷蔵の2〜3倍に延長できる
- 解凍不要で調理前の鮮度が維持される
- 輸送距離が長い場合でも品質低下を最小化できる
- 冷凍魚と異なり「生鮮」表示のまま流通できる
近年は高鮮度・高付加価値の魚を国内外へ流通させる需要が高まっており、スーパーチリング対応の保冷コンテナや輸送システムの整備が進んでいます。マグロや高級魚の長距離輸送に特に有効な技術として注目されています。
使い方・例文
スーパーチリングを用いることで、北海道で水揚げされたサクラマスを、生鮮の品質のまま東京の高級鮮魚店に数日かけて届けることができます。
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