スターグランド配線とは?
すたーぐらんどはいせん
スターグランド配線とは、電子回路のすべてのグランド(接地)を一点に集中させてノイズの干渉を防ぐ配線手法のことです。
スターグランド配線(star ground wiring)とは、電子回路の設計において、複数の回路ブロックそれぞれのグランド(接地点)を個別の配線で共通の一点(スターポイント)に集中させる接地方式です。「一点アース」とも呼ばれます。
一般的なグランド配線では、回路の各部分を共通のグランドパターンで次々に接続する「デイジーチェーン」方式が取られることがありますが、この場合はある回路を流れる電流が他の回路のグランド電位に影響を与え、ノイズが混入しやすくなります。
スターグランド配線では、各回路ブロックから独立した配線でスターポイントに集めるため、以下のメリットがあります。
- 各回路間でのグランドループ形成を防止できる
- 大電流回路の影響が微弱な回路に及びにくい
- 電源ノイズや高周波ノイズの干渉を低減できる
- オーディオアンプやアナログ回路で特に効果的
オーディオ機器・測定器・高精度アナログ回路など、ノイズに敏感な電子機器の設計で特に重視される手法です。プリント基板(PCB)設計においても、アナログ部とデジタル部のグランドを分けてスター状に結合させる設計が一般的に推奨されています。
使い方・例文
スターグランド配線は、電子工作やオーディオアンプの自作で「ハム音を消したい」といった場面で紹介されることが多く、「全てのグランドを一点に集める」という設計の基本として登場します。
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