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ジョン・G・トンプソンとは?

じょんじーとんぷそん

ジョン・G・トンプソンは、アメリカ数学者で、有限群論における最重要定理の一つを証明したことで知られる代数学の巨人です。

ジョン・グリッグス・トンプソン(John Griggs Thompson、1932年〜)は、アメリカ数学者で、有限群論(有限個の要素からなる対称性の構造を研究する分野)において20世紀最大の成果の一つを成し遂げた人物です。フロリダ大学などで教鞭をとりました。

トンプソンの最大の業績は、ウォルター・ファイトとの共同による「奇数位数定理(Feit–Thompson theorem)」の証明です。1963年に発表されたこの定理は、「奇数位数の有限群は必ず可解群である」というものです。可解群とは、群の構造が最終的に最もシンプルな構造(アーベル群)に分解できるものを指します。この証明は255ページにわたる膨大なもので、単一の定理の証明としては当時最長クラスのものでした。

この定理は「有限単純群の分類」という20世紀数学最大のプロジェクトへの道を開くものであり、数学史において計り知れない意義を持ちます。有限単純群の完全分類は最終的に数百人の数学者が数十年かけて達成した偉業ですが、トンプソンの定理はその出発点となりました。

トンプソンは1970年にフィールズ賞を受賞し、2008年にはアーベル賞も受賞しています。両方の最高賞を受賞した数少ない数学者の一人であり、代数学における伝説的な存在です。

使い方・例文

「有限群論を学ぶと、ジョン・G・トンプソンとウォルター・ファイトによる奇数位数定理が代数学の歴史的転換点として必ず取り上げられる」のように、代数学の解説や数学史で登場します。

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