ジュナーネーシュワルとは?
じゅなーねーしゅわる
ジュナーネーシュワルとは、13世紀のインド・マハーラーシュトラ州に生きた聖者・詩人で、バガヴァッド・ギーターをマラーティー語に解説した「ジュナーネーシュワリー」の著者です。
ジュナーネーシュワル(Jnaneshwar、またはDnyaneshwar)は、13世紀後半にインドのマハーラーシュトラ地方で活躍したヴァルカリー聖者(マハーラーシュトラ聖者)の一人です。生没年には諸説あり、1275年頃〜1296年頃とされています。
彼はバラモン階層の家に生まれましたが、父が出家と還俗を繰り返したことにより家族はカースト社会から排除されるという苦難の幼少期を送りました。それにもかかわらず、ジュナーネーシュワルは深い霊的覚醒を遂げ、兄のニヴルッティナートから教えを受けてヴィタール神への信愛(バクティ)の道を歩みました。
彼の最大の業績は、サンスクリット語で書かれた「バガヴァッド・ギーター」をマラーティー語(当時の民衆語)に注解した「ジュナーネーシュワリー(Dnyaneshwari)」の著作です。これは難解な哲学的内容を一般の民衆にも理解できる言葉で説き直したもので、マラーティー語文学の礎ともいわれます。また「アムリタヌバヴ(不死の体験)」も重要な著作として知られています。
ジュナーネーシュワルは21歳頃にアーランディーという地でサマーディ(瞑想による解脱)に入ったとされ、今もアーランディーはヴァルカリー信者の巡礼地として多くの人が訪れます。マハーラーシュトラの精神文化の形成に大きな影響を与えた人物です。
使い方・例文
マハーラーシュトラのバクティ運動を解説する際に「ジュナーネーシュワルはギーターをマラーティー語に翻案し、民衆に神への信愛を広めた」のように言及されます。
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