ジャン・ランヌとは?
じゃんらんぬ
ジャン・ランヌとは、ナポレオン帝国の元帥の一人で、勇猛果敢な前線指揮で「フランス軍の突撃手」と称された名将です。
ジャン・ランヌ(Jean Lannes、1769〜1809年)は、フランス南西部のジェール県レクトゥールに生まれた軍人です。革命戦争の時代に兵卒として軍に入り、戦場での目覚ましい活躍によって急速に出世しました。
ナポレオン・ボナパルトとの出会いは、1796年のイタリア遠征でのことです。二人は強い友情で結ばれ、ランヌはナポレオンが最も信頼する将軍の一人となりました。エジプト遠征や1800年のマレンゴの戦いでも重要な役割を果たし、帝国成立後の1804年には元帥に列せられました。
ランヌの戦闘スタイルは、先頭に立って兵士を鼓舞する直接指揮が特徴です。アウステルリッツの戦い(1805年)やイエナの戦い(1806年)、またスペイン遠征でのサラゴサ攻囲戦でも卓越した戦術を見せました。兵士からの人望は厚く、「フランス軍のローラン(Bayard des armées françaises)」とも呼ばれました。
1809年のアスペルン・エスリングの戦いで両足に重傷を負い、38歳の若さで没しました。ナポレオンは彼の死を深く悲しんだと伝えられています。
使い方・例文
ナポレオン時代の戦記物や歴史小説では「ランヌが先頭切って突撃した」という場面が登場することが多く、最前線で戦う勇猛な将帥の代名詞として用いられます。
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