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シラブル詩とは?

しらぶるし

シラブル詩とは、詩の各行の音節(シラブル)数を一定のパターンで整えることによって形式的秩序を生み出す詩の様式です。

シラブル詩(syllabic verse)とは、詩の各行を構成する音節(シラブル)の数によって形式を定める詩の形式です。強勢(アクセント)の配置ではなく、純粋に音節の数を基準リズムをつくる点が特徴で、英語詩よりもフランス語詩やスペイン語詩など音節を主体とする言語の詩に伝統的に用いられてきました。

フランス語の古典詩には「アレクサンドラン」と呼ばれる12音節詩が代表的な形式として存在し、コルネイユやラシーヌなどの劇詩に広く使われました。スペイン語では「エンデカシラボ」(11音節)が重要な形式です。

英語は本来強弱アクセントを基盤とする「アクセント詩(accentual verse)」や「音節強勢詩(accentual-syllabic verse)」が主流ですが、20世紀以降のモダニストたちがシラブル詩を実験的に取り入れ、マリアン・ムーアやシルヴィア・プラスらが音節数に基づいた詩を書いたことで広く知られるようになりました。

日本語では俳句(5-7-5)や短歌(5-7-5-7-7)が音節(モーラ)数で形式を規定しており、広い意味でシラブル詩的な発想を持つ詩形として比較されることがあります。詩の翻訳研究や比較詩学の文脈でも重要な概念です。

使い方・例文

フランス詩の授業や詩の翻訳研究の場面で、「この詩はシラブル詩の形式を採用しており、各行が厳密に12音節で構成されている」というように登場します。

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