コンラッドとは?
こんらっど
ポーランド生まれの英国人小説家ジョゼフ・コンラッドは、海洋体験をもとに帝国主義の暗部を描いた作品で知られます。
ジョゼフ・コンラッド(Joseph Conrad、1857〜1924年)は、ポーランド生まれのイギリスの小説家です。本名ユーゼフ・テオドル・コンラート・コジェニョフスキといい、英語を母語としない作家として英語文学史に特筆される存在です。
16歳でフランスのマルセイユへ渡り、商船乗組員として長年航海に従事しました。アジア・アフリカ・カリブ海などへの航海経験が作品の根幹をなしており、特にコンゴ川(現コンゴ共和国)でのベルギー植民地体験は後の代表作に直結しています。
主な作品には次のものがあります。
- 『闇の奥(Heart of Darkness)』(1899年)— コンゴ川をさかのぼる航海を通じて植民地主義の暴力と人間の内なる闇を描く
- 『ロード・ジム』(1900年)
- 『ノストローモ』(1904年)
- 『秘密諜報員』(1907年)
コンラッドの作品は、帝国主義・植民地主義への批判と、人間の道徳的な弱さや内面的な葛藤を描いた深みが特徴です。『闇の奥』はのちにフランシス・フォード・コッポラ監督の映画『地獄の黙示録』(1979年)の原作として世界的にも再認識されました。英語を習得したのが20代以降であるにもかかわらず、英語文学の古典として高く評価されています。
使い方・例文
「大学の英文学の授業では、コンラッドの『闇の奥』を帝国主義批判の視点から分析することがよくあります。」
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