コンヌとは?
こんぬ
コンヌは、非可換幾何学という新たな数学の分野を創始したフランスの数学者で、フィールズ賞を受賞した現代数学の巨人の一人です。
アラン・コンヌ(Alain Connes、1947年〜)は、フランスの数学者で、非可換幾何学(Noncommutative Geometry)という革新的な数学の分野を切り開いた人物です。コレージュ・ド・フランスおよびIHES(高等科学研究所)などで長年研究を続け、1982年にフィールズ賞を受賞しました。
非可換幾何学とは、通常の幾何学が「座標は掛け算の順序を入れ替えられる(可換)」という前提に立つのに対し、量子力学における演算子のように掛け算の順序が結果を変える(非可換)代数を使って幾何学的な空間を記述しようとする数学です。これにより、通常の手法では扱えない「滑らかでない空間」や量子的な空間を数学的に研究することが可能になります。
コンヌの主な業績は次の通りです。
- 冪因子環の分類理論(von Neumann代数の研究)
- 非可換幾何学の体系的な構築と著書「Noncommutative Geometry」の刊行
- 素粒子物理学の標準模型を非可換幾何学で定式化する試み
- リーマン予想への非可換幾何学的アプローチ
コンヌの思想は純粋数学にとどまらず、理論物理学・数理物理学にも大きな影響を与えており、現代数学・物理学の最前線で重要な位置を占めています。
使い方・例文
量子数学や現代代数の専門書で「非可換空間」や「スペクトル三つ組」といった概念が登場するとき、その創始者としてコンヌの名前が挙げられます。
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