コモンレール式燃料噴射とは?
こもんれーるしきねんりょうふんしゃ
コモンレール式燃料噴射とは、高圧に蓄えた燃料を共通の蓄圧管(コモンレール)から各気筒のインジェクターへ精密に噴射するディーゼルエンジンの燃料供給方式です。
コモンレール式燃料噴射(Common Rail Direct Injection)は、主にディーゼルエンジンで採用される燃料供給技術です。従来の機械式燃料噴射ではエンジン回転数に依存して噴射圧力が変動しましたが、コモンレール式では高圧ポンプで加圧した燃料を「コモンレール」と呼ばれる蓄圧管に常時蓄え、エンジンの回転数に関わらず一定の高圧を維持できます。
燃料噴射の一連の流れは次の通りです。
- 高圧ポンプが燃料を数百〜数千気圧(MPa単位)にまで加圧する
- 加圧した燃料をコモンレール(共通の高圧管)に蓄える
- ECU(エンジンコントロールユニット)がセンサー情報をもとに噴射タイミング・量・回数を精密に制御する
- 電磁式またはピエゾ式のインジェクターが各気筒へ燃料を噴射する
コモンレール式の主な利点として、パイロット噴射・メイン噴射・アフター噴射を組み合わせた多段噴射が可能なため、燃焼効率が向上し、排気ガス中のNOxや黒煙(PM)を大幅に低減できます。また、エンジンの静粛性や燃費性能も向上します。現代のクリーンディーゼル車はほぼ全てこの方式を採用しており、乗用車だけでなくトラックや建設機械にも広く使われています。
使い方・例文
欧州ディーゼル乗用車や国内のクリーンディーゼルSUVのエンジンルームにはコモンレール式燃料噴射システムが搭載されており、燃費と排ガス性能を両立させています。
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