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コミットメントと一貫性とは?

こみっとめんとといっかんせい

コミットメント一貫性とは、一度宣言や決断をした行動・立場と矛盾しないよう、その後の行動を合わせ続けようとする人間の心理的傾向です。

コミットメント一貫性(commitment and consistency)は、ロバート・チャルディーニが説得の6原理のひとつとして挙げた概念です。人は自分が過去に行った選択・発言・行動と矛盾した行動をとることに強い心理的抵抗を感じます。この傾向を「一貫性の原理」と呼び、一度決めたことへのコミットメント(約束・誓約)が後の行動を強力に縛ります。

この心理が働く理由としては以下が挙げられます。

  • 一貫性は知性・信頼・安定性のシグナルとして社会的に価値が高い
  • 自分のアイデンティティや自己イメージを守ろうとする動機
  • 認知的不協和(行動と信念のずれ)を避けようとする心理

コミットメントが特に強く機能する条件として、能動的・公的・書面によるコミットメントが挙げられます。自分から積極的に表明したものほど、後の行動への縛りが強くなります。

この原理は様々な場面で見られます。フット・イン・ザ・ドア技法(小さな要求への承諾が大きな要求への承諾を引き出す)やローボール技法はこの原理を応用しています。また、ダイエット・禁煙の宣言、目標の公開設定なども一貫性の動機づけを活用したアプローチです。

一方で、誤った判断や状況変化があっても「以前決めたから」と固執するサンクコスト効果や硬直した意思決定につながるリスクもあります。

使い方・例文

募金活動の電話で「環境問題は大切だと思いますか?」という質問に「はい」と答えると、その後の寄付の依頼を断りにくくなるのがコミットメントと一貫性の原理の応用例です。

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