ゲオルク・フォン・ランゲルスドルフとは?
げおるくふぉんらんげるすどるふ
ゲオルク・フォン・ランゲルスドルフは18〜19世紀に活躍したドイツ系の博物学者・外交官で、南米ブラジルの内陸探検で知られます。
ゲオルク・ハインリッヒ・フォン・ランゲルスドルフ(Georg Heinrich von Langsdorff, 1774〜1852年)は、ドイツ生まれの医師・博物学者・外交官です。ロシア科学アカデミーに迎えられ、ロシア帝国の外交官としてブラジルに赴任しながら自然科学の調査を行いました。
彼の最大の業績は、1821〜1829年にかけて行ったブラジル内陸部の大規模探検です。サンパウロを起点にマット・グロッソ州、さらにアマゾン川流域まで深く入り込み、当時ほとんど知られていなかった熱帯雨林の植物・動物・鉱物、そして先住民の文化を詳細に記録しました。この探検には画家も同行し、現地の風景や人々の姿が豊富なスケッチとして残されています。
しかし帰路、ランゲルスドルフは重篤な精神疾患を発症し、探検を完遂できないまま帰国しました。彼の膨大な記録・標本の多くはサンクトペテルブルクの科学アカデミーに保管され、後世の研究者によって解析が進められました。ブラジルの自然史・先住民研究における先駆的な貢献として、今も高く評価されています。
使い方・例文
南米・ブラジルの自然探検史や19世紀博物学の文脈で紹介されることが多い人物です。
この用語をシェア
最終更新: