ゲオルク・アグリコラとは?
げおるくあぐりこら
ゲオルク・アグリコラとは、16世紀ドイツの医師・科学者で、鉱業と冶金学を体系化した著作によって「鉱物学の父」と称される人物です。
ゲオルク・アグリコラ(Georg Agricola、1494〜1555年)は、ドイツのグラウヒャウ生まれの医師・人文主義者・鉱物学者です。本名はゲオルク・バウアーで、「アグリコラ」はバウアー(農夫)のラテン語訳にあたります。
ライプツィヒ大学やイタリアのボローニャ大学で医学・哲学を学んだ後、ボヘミアの鉱山都市ヨアヒムスタール(現チェコ)に赴任しました。そこで鉱夫や製錬技術者と接する中で、当時まったく体系化されていなかった鉱業・冶金の技術と知識を観察・記録することに情熱を傾けました。
アグリコラの主要業績は以下の通りです。
- 主著『デ・レ・メタリカ(De re metallica)』(1556年、死後出版):鉱山採掘・製錬・排水・換気など鉱業全般を図版とともに詳述した全12巻の大著
- 鉱物の性質・分類に関する著作群
- 職業病(鉱夫の肺疾患)への初期的な記述
『デ・レ・メタリカ』は後世の鉱業・化学・地質学の発展に大きな影響を与え、アグリコラは「鉱物学の父」として今日でも高く評価されています。同書は20世紀初頭に後の米国大統領ハーバート・フーヴァーが英訳したことでも知られます。
使い方・例文
鉱業の歴史や冶金学の教科書で、ゲオルク・アグリコラの名と『デ・レ・メタリカ』への言及がほぼ必ず登場します。
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