グロ・ハーレム・ブルントランとは?
ぐろはーれむぶるんとらん
ノルウェーの政治家・医師で、首相を3期務めるとともに「持続可能な開発」概念の提唱者として国際的に知られています。
グロ・ハーレム・ブルントラン(1939年生まれ)は、ノルウェーの政治家・公衆衛生学者であり、同国の労働党を率いて1981年、1986〜89年、1990〜96年と3期にわたって首相を務めました。ノルウェー初の女性首相として歴史的な地位を持ちます。
国際社会への最大の貢献は、国連の「環境と開発に関する世界委員会(WCED)」の委員長を務め、1987年に発表した報告書「我ら共有の未来(Our Common Future)」です。この報告書の中で示された「持続可能な開発(Sustainable Development)」の概念は、「将来世代のニーズを損なうことなく現在世代のニーズを満たす開発」と定義され、その後の環境・開発政策の国際的な基礎となりました。この報告書は通称「ブルントラン報告」とも呼ばれています。
首相退任後は世界保健機関(WHO)の事務局長(1998〜2003年)として活躍し、2003年のSARS流行への国際的な対応を指揮したことでも知られます。たばこ規制枠組み条約の成立にも尽力しました。医師としての専門知識と政治的指導力を兼ね備えた彼女は、環境政策、女性リーダーシップ、国際保健分野において世界的な影響を及ぼした人物として高く評価されています。
使い方・例文
「持続可能な開発」「SDGs」「環境政策」を解説する際の起点として登場します。また、女性政治リーダーや北欧の福祉・環境政策の代表例としても紹介されます。
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