グリプトドンとは?
ぐりぷとどん
グリプトドンとは、新生代に南アメリカで栄えた大型の絶滅哺乳類で、現生アルマジロの近縁にあたる重厚な甲羅を持つ草食動物です。
グリプトドン(Glyptodon)は、約250万〜1万年前の更新世に南アメリカ大陸を中心に生息していた哺乳類で、異節目・グリプトドン科に分類されます。アルマジロの遠い親戚にあたりますが、体格はまったく異なり、全長2〜3メートル、体重は数百キログラムに達する巨体でした。
最大の特徴は、背面を覆う巨大なドーム状の甲羅(甲板)です。この甲羅は骨質の小板(骨皮)が密に並んで形成されており、非常に頑丈な構造をしています。アルマジロのように甲羅を丸めることはできませんでしたが、捕食者に対する防御機能を果たしていたと考えられています。尾にも骨質の輪状構造があり、種によっては尾の先端が棍棒状に発達して武器として使われた可能性があります。
グリプトドンは植食性で、低木の葉や草などを食べていたとされます。南アメリカ大陸がパナマ地峡でつながると(約300万年前)、北アメリカにも分布を広げました。
約1万年前の最終氷期末に絶滅したとされており、気候変動とともに人類による狩猟が絶滅を早めた可能性が指摘されています。
使い方・例文
博物館の古生物展示や恐竜・絶滅動物をテーマにした図鑑などで、「巨大なアルマジロのような動物」として紹介されることが多い用語です。
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