グギ・ワ・ジオンゴとは?
ぐぎわじおんご
グギ・ワ・ジオンゴはケニア出身の小説家・劇作家で、植民地主義批判とアフリカ語による文学創作の実践で知られる現代アフリカ文学の第一人者です。
グギ・ワ・ジオンゴ(Ngũgĩ wa Thiong'o、1938年生まれ)は、ケニア出身の小説家・劇作家・随筆家・文化理論家です。旧名はジェームズ・グギであり、ケニアのキクユ人社会に生まれ、マケレレ大学(ウガンダ)とリーズ大学(イギリス)で英文学を学びました。現在はアメリカのカリフォルニア大学アーバイン校で教授を務めています。
グギはキャリア初期には英語で小説・戯曲を書いていましたが、1970年代末に植民地主義的な言語支配への批判から英語での創作を放棄し、母語のキクユ語とスワヒリ語での執筆に移行するという大きな転換を行いました。この決断はアフリカ文学・言語政治をめぐる議論に大きな影響を与えました。
代表作には英語で書かれた初期小説『泣くな、わが子よ』(1964年)、『川の間の神』(1965年)、『一粒の麦』(1967年)があり、いずれもケニアの植民地支配・独立運動・社会変革を題材としています。キクユ語で書かれた小説『悪魔の十字架』(1980年)、『血の花びら』なども高い評価を受けています。
1977年にケニア政府によって政治犯として拘禁・追放の憂き目にあい、長年亡命生活を余儀なくされました。ノーベル文学賞の有力候補として毎年のように名前が挙がる存在で、現代アフリカ文学を世界に知らしめた最重要の作家の一人です。
使い方・例文
「アフリカ文学や脱植民地主義の文化論を学ぶ場では、グギ・ワ・ジオンゴの作品と言語論が必ずと言ってよいほど参照されます。」
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