クリーネとは?
くりーね
クリーネは、正規表現と再帰的関数論の基礎を築いた20世紀アメリカの数学者・論理学者です。
スティーブン・コール・クリーネ(Stephen Cole Kleene、1909〜1994年)は、アメリカの数学者・論理学者です。プリンストン大学でアロンゾ・チャーチに師事し、後にウィスコンシン大学マディソン校で長く教鞭をとりました。
クリーネの最も広く知られた業績は、正規表現(regular expression)の発明です。有限オートマトンで受理される言語(正規言語)を記述するための記法として正規表現を定式化しました。この発明は後にテキスト検索・プログラミング言語・コンパイラ理論に広く応用され、現代のすべてのプログラマが日常的に使うツールの根幹となっています。
また、計算可能性理論・再帰的関数論の分野においても第一人者です。チャーチとともに「チャーチ=チューリングのテーゼ」を支持する立場から、原始再帰的関数・一般再帰的関数の理論を発展させました。「クリーネの再帰定理」「クリーネスター(* 演算)」など、彼の名前を冠した概念は論理学・計算機科学の随所に現れます。
正規表現の「*(0回以上の繰り返し)」を表す記号は「クリーネスター」と呼ばれ、彼への敬意を込めた命名です。計算機科学の理論的基盤を作った重要人物のひとりです。
使い方・例文
プログラミングや検索の文脈で「正規表現で文字列をパターンマッチングする」と言うとき、その正規表現という概念はクリーネが考案したものであり、「.*(クリーネスター)」という記号にも彼の名が刻まれています。
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