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クラウジウス・クラペイロン方程式とは?

くらうじうす・くらぺいろんほうていしき

クラウジウス・クラペイロン方程式とは、物質の相転移(沸点・融点など)が圧力によってどう変化するかを記述する熱力学の基本式です。

クラウジウス・クラペイロン方程式は、19世紀物理学ルドルフ・クラウジウスとブノワ・クラペイロンの研究を基に確立された熱力学の関係式で、相転移温度(相境界)が圧力の変化に伴ってどのように変わるかを定量的に示します。

最も基本的な形では「圧力の微小変化に対する相転移温度の変化率」が、相転移に伴う潜熱・温度・体積変化で表されます。この方程式から導かれる重要な知見は次の通りです。

  • 水は加圧すると融点がわずかに下がる(氷が溶けやすくなる)
  • 高地では沸点が下がり、水が100℃未満で沸騰する
  • 圧力鍋は内部圧力を高めることで沸点を上げ、高温調理を実現している
  • 蒸気の潜熱を知れば、蒸気圧の温度依存性を計算できる

気液相転移においては、蒸気圧曲線の傾きを潜熱と体積差で表す形が特によく使われ、蒸気圧の温度変化を計算する実用的な近似式として広く応用されています。

気象学では水蒸気の凝結・蒸発を扱う際に、材料科学では合金の状態図を理解する際にも登場する、物理化学の重要な基礎法則です。

使い方・例文

「富士山頂では大気圧が低いためクラウジウス・クラペイロン方程式の示す通り沸点が約88℃前後となり、ご飯が芯まで炊けにくい」という説明で使われます。

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