ギンランとは?
ぎんらん
ギンランは日本の雑木林に自生する小型の地生ランで、白く清楚な花を咲かせることで知られます。
ギンラン(銀蘭)は、ラン科キンラン属(Cephalanthera erecta)に属する多年草で、日本各地の落葉樹林や雑木林に自生する地生ランです。「銀蘭」の名は、キンラン(金蘭)の黄色い花に対して白い花をつけることに由来しています。
草丈は10〜30cmほどで、茎に数枚の葉を互生させます。5月ごろに茎の先端に白色の小さな花を数輪付けますが、花はあまり大きく開かず、半開きの状態を保つことが多いのが特徴です。これは菌根菌に依存した養分獲得と関連していると考えられています。
ギンランは根の周囲に共生する菌根菌(外生菌根菌)から養分を得て生育する半腐生植物としての性質があります。そのため、森の土壌環境が変わると消えてしまいやすく、移植や持ち帰りはほぼ不可能です。
- 自生地:落葉広葉樹林・雑木林の林床
- 花期:4月下旬〜5月
- 花色:白色(半開き)
- 草丈:10〜30cm程度
環境省レッドリストでは準絶滅危惧(NT)に指定されており、生育環境の保全が重要です。都市近郊の雑木林でも見られることがありますが、個体数は減少傾向にあります。
使い方・例文
「春の雑木林を歩いていたら、林床にギンランの白い花を見つけた。キンランと並んで咲く姿は金銀のコントラストで美しい」という形で、野草観察や植物愛好の文脈で語られることが多い語です。
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