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ガリレオ衛星測位とは?

がりれおえいせいそくい

ガリレオ衛星測位とは、欧州連合EU)が独自に構築・運用する全地球衛星測位システム(GNSS)で、民間向けに高精度な位置情報を無料で提供します。

ガリレオ(Galileo)は、欧州連合EU)と欧州宇宙機関(ESA)が共同で開発・運用する全地球衛星測位システム(GNSS)です。アメリカGPS、ロシアのGLONASS、中国のBeidouに続く世界四大GNSSの一つであり、EU独自の戦略インフラとして位置づけられています。

開発の背景には、GPSが米国軍の管理下にあり有事の際に精度が意図的に落とされるリスクがあったことから、欧州が独自の測位基盤を持つ必要性が生じたことがあります。計画は2000年代初頭から始まり、フルサービスは2016年以降に順次提供されています。

ガリレオの主な特徴は以下の通りです。

  • 民間向けの公開サービスでGPSと同等以上の精度を無料提供
  • E1・E5などの複数周波数で対流圏・電離層誤差を補正し高精度を実現
  • 捜索救助(SAR)向けの専用信号を持ちCOSPAS-SARSATシステムと連携
  • MEO軌道(高度約2万3200km)に30機前後の衛星を配置

現代のスマートフォンやカーナビの多くはGPS単独でなく、ガリレオを含む複数のGNSSを同時受信(マルチGNSS)して測位精度を高めています。都市部のビルの谷間や山間部など衛星が見えにくい環境でも、多くの衛星からの信号を総合することで安定した測位が可能になります。

使い方・例文

最新のスマートフォンの設定画面やGPS状態アプリを開くと、GPSに加えて「Galileo」の衛星も捕捉していることが確認できます。登山中に山小屋の近くでナビが正確に現在地を表示できるのも、ガリレオを含む複数衛星を組み合わせて測位しているためです。

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