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カーネル法とは?

かーねるほう

カーネル法とは、データを高次元空間に写像することで非線形な問題を線形的に解けるようにする機械学習の手法で、サポートベクターマシンなどに広く使われます。

カーネル法(Kernel Method)とは、機械学習統計学において、データを高次元(または無限次元)の特徴空間に写像し、そこで線形な手法を適用することで、元の空間では非線形な問題効率的に解くアプローチです。

カーネル法の核心は「カーネルトリック」にあります。データを実際に高次元空間に写像すると計算コストが膨大になりますが、カーネル関数を使うことで、写像後の内積をデータの元の表現だけで計算できます。これにより、高次元空間での計算を実際に行わずに済みます。

代表的なカーネル関数には次のものがあります:

  • 線形カーネル:通常の内積(最もシンプル)
  • 多項式カーネル:多項式的な非線形境界を表現
  • RBFカーネル(ガウスカーネル):局所的なパターンの学習に優れ、最も広く使われる
  • シグモイドカーネル:ニューラルネットワークとの関連がある

カーネル法の代表的な応用はサポートベクターマシン(SVM)であり、画像認識・テキスト分類・バイオインフォマティクスなど多くの分野で活用されてきました。また、カーネル主成分分析(Kernel PCA)や、カーネル回帰など派生手法も多数あります。深層学習が普及した現在でも、データ量が少ない場面や理論的な解析において重要な地位を占めています。

使い方・例文

二次元平面上で円形に分布するデータをカーネル法で処理すると、RBFカーネルによって高次元空間で線形分離が可能となり、もとの空間では曲線的な境界を自動的に学習できます。スパムメールの分類や画像の物体認識などにも活用されます。

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