カンティレバーチェアとは?
かんちればーちぇあ
カンティレバーチェアとは、後ろ脚のない片持ち梁(カンティレバー)構造を持つ椅子で、スチールパイプの弾力を利用した座り心地と近代的なデザインが特徴です。
カンティレバーチェア(Cantilever Chair)とは、通常の椅子のように四本脚を持たず、C字形やS字形に曲げた金属フレームが片持ち梁(カンティレバー)として機能することで座面を支える椅子です。後ろ脚がないため、座ると適度にしなり、バネのような弾力を生み出します。
この構造は1920年代のバウハウスで生まれました。オランダの建築家マルト・スタムが1926〜1927年頃に最初のモデルを設計したとされており、同時期にミース・ファン・デル・ローエもスチールパイプを使った独自のカンティレバーチェアを発表しました。バウハウスのマルセル・ブロイヤーによる「B32チェア(チェスカチェア)」は籐編みのシートとスチールフレームを組み合わせた名作として特に広く知られています。
カンティレバーチェアの主な特徴は以下の通りです。
- 後ろ脚がなく床との接地点が前方のみ
- スチールやアルミのフレームがしなることで弾力が生まれる
- シンプルで工業的な美しさ(バウハウス・モダニズム)
- 軽量で掃除がしやすいため、カフェや公共空間にも多く使われる
現代でも多くのメーカーがオリジナルデザインを復刻・改良した製品を販売しており、モダンインテリアの定番として世界中で愛用されています。
使い方・例文
カフェや会議室に置かれている金属フレームの椅子で、座るとわずかにしなる感触があるものは、カンティレバーチェアの構造を採用していることが多いです。バウハウス時代のデザインが今も使われている好例です。
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