オリヴィエ・メシアンとは?
おりう゛ぃえ・めしあん
オリヴィエ・メシアン(1908〜1992)は、フランスの作曲家・オルガン奏者で、独自の音楽理論・鳥の声・カトリック信仰を融合させた20世紀最大の個性のひとりです。
オリヴィエ・メシアン(Olivier Messiaen、1908〜1992)は、フランスのアヴィニョン生まれの作曲家・オルガン奏者・音楽理論家です。パリ音楽院で和声・対位法・オルガンを学び、20歳代から独自の音楽語法を確立しました。1931年にはパリのラ・トリニテ教会のオルガン奏者に就任し、以後長きにわたって務めました。
メシアンの音楽の最大の特色は、独自に考案した「移調の限られた旋法」と「逆行不可能なリズム」にあります。これらは彼の音楽に静止感と永遠性をもたらし、カトリックの神学・神秘主義との強い結びつきを表現しています。
また鳥の声に並々ならぬ関心を持ち、世界各地でフィールドワークを行って採譜した鳥の声を作品に直接取り込みました。「鳥のカタログ」(ピアノ独奏)はその集大成です。
第二次世界大戦中にドイツの捕虜収容所で作曲した「世の終わりのための四重奏曲」は、劣悪な環境のもとで生まれた傑作として世界中で演奏されています。晩年にはオペラ「アッシジの聖フランチェスコ」を完成させ、宗教的世界観の頂点を示しました。
パリ音楽院の作曲科教授として、ピエール・ブーレーズやカールハインツ・シュトックハウゼンら後世の前衛作曲家たちを育てた教育者としての功績も大きく、20世紀音楽に広大な影響を与えました。
使い方・例文
現代音楽の解説や音楽理論の講義で「移調の限られた旋法」の例として登場します。またオルガン音楽の文脈でも頻繁に言及されます。
この用語をシェア
最終更新: