オットー・ハーンとは?
おっとーはーん
オットー・ハーンは、核分裂現象を発見したドイツの化学者で、1944年にノーベル化学賞を受賞しました。
オットー・ハーン(1879〜1968年)は、ドイツ出身の放射化学者であり、核分裂の発見によって現代物理学・化学の歴史に深い足跡を残した科学者です。
ハーンはフランクフルト・アム・マイン生まれで、マールブルク大学やミュンヘン大学で化学を学んだ後、ロンドンのウィリアム・ラムゼー研究室やカナダのアーネスト・ラザフォードのもとで放射性物質の研究を深めました。帰国後はベルリンのカイザー・ヴィルヘルム化学研究所で長く研究を続け、同研究所の所長も務めました。
ハーンの最大の業績は、1938年に共同研究者のフリッツ・シュトラスマンとともに行ったウラン核分裂の発見です。中性子をウランに照射すると、ウランが二つの軽い元素(バリウムとクリプトン)に分裂するという現象を化学的に証明しました。この成果は、リーゼ・マイトナーとオットー・フリッシュによって物理学的に解釈され、「核分裂」という概念が確立されました。
この発見は後の原子力開発・核兵器開発の理論的基礎となりましたが、ハーン自身は核兵器の使用に強く反対し、戦後は核軍縮運動にも参加しました。1944年にノーベル化学賞を単独で受賞しています。また、元素109番のマイトネリウムは彼の協力者マイトナーにちなんで命名されており、ハーンの名も数多くの機関や施設に冠されています。
使い方・例文
「核分裂はオットー・ハーンらの実験によって初めて化学的に確認された」という形で、物理学史・化学史の文脈でよく登場します。
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