エル・マンスラウィ、ユセフ・シャヒーンとは?
ゆせふしゃひーん
ユセフ・シャヒーン(エル・マンスラウィ)は、エジプトを代表する映画監督で、アラブ映画の発展に多大な貢献をした巨匠です。
ユセフ・シャヒーン(Youssef Chahine、1926年〜2008年)は、エジプト・アレクサンドリア出身の映画監督です。アラブ語圏の映画監督として最も国際的に知られた存在の一人であり、その作品は政治・宗教・社会をタブーなく描く大胆な姿勢で知られています。
カリフォルニア州のパサデナ・プレイハウスで演技と演出を学んだ後、帰国して映画監督の道に進みました。1958年の『カイロ駅』でその個性的な作家性が認められ、エジプト映画史に残る名作として評価されています。
1970年代以降は自伝的4部作(「アレクサンドリア」シリーズ)を制作し、自らの幼少期や青春期を通じてエジプト社会の変遷を描きました。宗教的対立・民族問題・政治腐敗といったセンシティブなテーマを扱いながらも、人間への深い愛情と知的な批評眼を持って映像化したことが評価されています。
1997年にはカンヌ映画祭で生涯功労賞に相当する特別賞を受賞し、アラブ映画を代表する世界的な評価を確立しました。2008年に82歳で死去するまで精力的に活動し続け、エジプト・アラブ映画界の礎を築いた巨匠として今も尊敬されています。
使い方・例文
「ユセフ・シャヒーンの作品は、エジプト映画の歴史を学ぶ際の基本として、映画学校や映画祭で繰り返し取り上げられています。」
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