エルンスト・ルビッチとは?
えるんすとるびっち
エルンスト・ルビッチはドイツ出身のハリウッド映画監督で、洗練されたユーモアと機知に富む「ルビッチ・タッチ」と称されるスタイルで知られます。
エルンスト・ルビッチ(Ernst Lubitsch、1892〜1947年)は、ドイツ・ベルリン出身でアメリカに活躍の場を移した映画監督。無声映画時代からハリウッドの黄金期にかけて、喜劇・恋愛映画の分野で卓越した作品群を残した。
その演出スタイルは「ルビッチ・タッチ(Lubitsch Touch)」と称される。直接的な描写を避け、小道具・視線・カットの切り替えといった映画的な省略と暗示によって、観客に想像させる洗練された手法が特徴である。セリフに頼らずして機知とエロティシズムを表現するこのスタイルは、後世の映画人に多大な影響を与えた。
代表作には以下のものがある。
- 『生きるべきか死ぬべきか』(1942年)― ナチス批判を喜劇で描いた傑作
- 『ニノチカ』(1939年)― グレタ・ガルボ主演のロマンティック・コメディ
- 『桃色の店』(1940年)― のちに「ユー・ガット・メール」の元となった作品
- 『天国は待ってくれる』(1943年)
ルビッチはパラマウントやその他のメジャースタジオでメガホンを取り、ハリウッドの文化的水準を押し上げた存在として映画史に刻まれている。
使い方・例文
映画史の講義や批評で「この作品にはルビッチ・タッチが感じられる」といった評価として名前が登場する。
この用語をシェア
最終更新: