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エリノア・オストロムとは?

えりのあ・おすとろむ

エリノア・オストロムはアメリカの政治経済学者で、共有資源の自治的管理を実証的に研究し、2009年に女性初のノーベル経済学賞を受賞しました。

エリノア・オストロム(Elinor Ostrom、1933〜2012年)はアメリカカリフォルニア州ロサンゼルス生まれの政治経済学者で、インディアナ大学ブルーミントン校を拠点に活躍しました。2009年にオリバー・ウィリアムソンとともにノーベル経済学賞を受賞し、女性として初の受賞者となりました。

オストロムの研究の中心テーマはコモンズ(共有資源)の管理です。1968年にギャレット・ハーディンが提唱した「コモンズの悲劇」(共有資源は私的利益追求により過剰利用・枯渇するという命題)に対し、オストロムはフィールド調査を通じて異議を唱えました。

彼女が世界各地(スイスの牧草地、日本の入会地、スペインの灌漑組合など)で収集した事例が示したのは、地域コミュニティが自ら規則を定め、監視・制裁の仕組みを作ることで、政府の規制や私有化なしに共有資源を持続的に管理できるという事実でした。

主著『コモンズのガバナンス』(1990年)では、成功する共有資源管理に共通する設計原則として、明確な境界の設定・参加者の意思決定への関与・実効的な監視機構などを整理しています。この枠組みは環境政策・開発経済・地域ガバナンスの分野で広く応用されています。

使い方・例文

「エリノア・オストロムの研究は、漁業資源の持続的管理を地元漁師の自治組織が実現した事例を分析する際に必ず参照されます」のように、環境経済学や政策研究で引用されます。

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