エミール・ザトペックとは?
えみーるざとぺっく
エミール・ザトペックはチェコスロバキア出身の元長距離走者で、1952年ヘルシンキ五輪で5000m・10000m・マラソンの三冠を達成した「人類最高のランナー」と称される陸上競技の伝説です。
エミール・ザトペック(Emil Zátopek、1922〜2000年)は、チェコスロバキア(現チェコ共和国)出身の陸上長距離選手です。苦悶するような走りのフォームから「人間機関車」とも呼ばれましたが、その結果は驚異的なもので、20世紀を代表するアスリートの一人として今も称えられています。
ザトペックの最大の偉業は、1952年のヘルシンキオリンピックです。同大会で5000m・10000m・マラソンの三種目を制し、一人の選手が同一大会でこの三冠を達成したのは史上初かつ唯一の記録として残っています。特にマラソンは当時初挑戦であったにもかかわらず、他の選手を圧倒する走りを見せました。
主な実績は以下の通りです。
- 1948年ロンドン五輪:10000m金メダル、5000m銀メダル
- 1952年ヘルシンキ五輪:5000m・10000m・マラソンの三冠
- 10000mの世界記録を複数回更新
- インターバルトレーニングの先駆者として知られ、現代陸上練習法に多大な影響を与えた
競技引退後は政治的な活動でも知られ、1968年のプラハの春では民主化を支持する立場を取りましたが、ソ連の介入後に公職を追われるなど波乱の人生を歩みました。走りへの純粋な情熱と人間的な魅力が合わさり、スポーツ史を超えた普遍的な存在として語り継がれています。
使い方・例文
「ザトペックのヘルシンキ三冠は、五輪長距離競技において前人未到の偉業として現在も全世界の陸上ファンに語り継がれる」のように使われます。
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