エミール・クストリッツァとは?
えみーるくすとりっつぁ
エミール・クストリッツァは旧ユーゴスラビア出身の映画監督で、カンヌ映画祭でパルム・ドールを2度受賞した世界的巨匠です。
エミール・クストリッツァ(Emir Kusturica、1954年生まれ)は、旧ユーゴスラビア(現ボスニア・ヘルツェゴビナ)のサラエヴォ出身の映画監督・俳優・ミュージシャンです。プラハ映画学校(FAMU)で映画を学び、1981年に長編デビュー作を発表して一躍注目を集めました。
クストリッツァの映画はマジックリアリズム・カオス・生命力の爆発という言葉で語られることが多く、バルカン半島の民俗音楽(ジプシー音楽)や笑いと悲劇が混ざり合った独特の世界観が特徴です。祝祭的な喧騒の中に歴史的悲劇が潜む構造は、多くの観客を魅了し続けています。
主な代表作は以下のとおりです。
- 『パパは出張中』(1985年)——カンヌ・パルム・ドール受賞。子どもの目を通した政治的抑圧の時代
- 『アンダーグラウンド』(1995年)——カンヌ・パルム・ドール受賞。ユーゴスラビアの歴史を寓話的に描いた大作
- 『黒猫白猫』(1998年)——ロマの世界を舞台にした爆笑コメディ
音楽への造詣も深く、自身のバンド「ノー・スモーキング・オーケストラ」で活動するなど、映画の枠を超えて文化的発信を続けています。バルカン地域の複雑な歴史と人間の生命力を独自の映像詩として結晶化した稀有な作家です。
使い方・例文
「クストリッツァの映画は1時間を超えてもまだ続く宴のようで、見終わると疲れるけれど不思議な充実感がある」というように、独特の映像体験を語る文脈で使われます。
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