エドワード・ウェストンとは?
えどわーど・うぇすとん
エドワード・ウェストンとは、20世紀前半のアメリカを代表する写真家で、野菜や岩・人体を鮮明に写し出す「ストレート・フォトグラフィー」の巨匠として知られます。
エドワード・ウェストン(Edward Weston、1886〜1958年)は、アメリカの写真家で、自然物や日用品を鋭い焦点と豊かな階調で捉えた作品群によって写真を芸術として確立した人物の一人です。イリノイ州シカゴ郊外生まれで、後年はカリフォルニア州カーメルを拠点に活動しました。
ウェストンは当初ソフトフォーカスによる絵画的な写真を制作していましたが、1920年代にメキシコに滞在した経験を経て様式を一変させ、被写体を極限まで鮮明に描写する「ストレート・フォトグラフィー」を追求するようになりました。ピーマン・アーティチョーク・砂丘・岩肌・貝殻といった身近な被写体を、官能的かつ幾何学的に切り取った作品は、写真ならではの表現力を世に示しました。
ウェストンの活動における主な要点は次の通りです。
- グループf/64の共同設立:アンセル・アダムスらと共に小絞り・鮮明描写を追求する写真グループを結成
- グッゲンハイム・フェローシップ:1937年、写真家として初めて同フェローシップを受賞
- 人体写真:ヌードを抽象的な形態として捉えた革新的シリーズ
晩年はパーキンソン病により撮影を続けることが困難になりましたが、その作品は現在も世界の主要美術館に収蔵されており、モダニズム写真の礎として後世に多大な影響を与え続けています。
使い方・例文
ウェストンが撮影したピーマン(Pepper No. 30, 1930年)は、野菜の曲線が彫刻のような美しさを持つ抽象的な一枚として、写真史上の名作として教科書にも掲載されています。
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