エクイティリスクプレミアムとは?
えくいてぃりすくぷれみあむ
エクイティリスクプレミアムとは、株式投資が国債などのリスクフリー資産より高いリターンを提供すべき超過収益率で、リスクへの報酬を示します。
エクイティリスクプレミアム(Equity Risk Premium、ERP)とは、株式投資から期待されるリターンが、リスクのない安全資産(国債など)のリターンを上回る超過分のことです。投資家が株式のリスク(価格変動・倒産リスクなど)を負うことへの「報酬」として要求する上乗せ利回りといえます。
計算上は「期待株式リターン − リスクフリーレート(国債利回りなど)」で表されます。たとえばリスクフリーレートが2%で期待株式リターンが7%であれば、ERPは5%となります。この数値は企業価値評価や株式の割安・割高判断に広く用いられます。
ERPが重要な理由と活用場面は以下のとおりです。
- CAPM(資本資産価格モデル)において必須のパラメータとなる
- DCF(割引キャッシュフロー)分析での割引率(WACC)算出に使われる
- 市場全体の投資家心理や景気見通しを反映した指標となる
- 歴史的データや将来予測モデルから推計され、研究者・実務家で数値が異なる
ERPは一定ではなく、景気後退期や市場ショック時には投資家のリスク回避志向が高まりERPが上昇(株価下落)する傾向があります。逆に好況期には低下することもあります。長期的な歴史的平均値は各国で異なりますが、先進国では概ね3〜6%程度とされることが多く、経済環境の変化や研究手法によって推定値は幅を持ちます。
使い方・例文
アナリストが企業の適正株価を算出するDCFモデルで、割引率の前提としてエクイティリスクプレミアムを設定する場面や、株式市場全体の割高・割安を判断する指標として言及される場面で登場します。
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