ウラジーミル・ボエボツキーとは?
うらじーみるぼえぼつきー
ウラジーミル・ボエボツキーは、代数的位相幾何学・モチビックコホモロジーの分野で革新的業績を残したロシア生まれの数学者です。
ウラジーミル・ボエボツキー(Vladimir Voevodsky、1966〜2017)はロシア出身の数学者で、プリンストン高等研究所(IAS)に長年在籍しました。代数幾何学と位相幾何学の融合領域で独創的な研究を行い、とりわけモチビックコホモロジーとA¹ホモトピー理論の構築で知られています。
彼の業績の中核にあるのは、代数多様体に対して位相空間のホモトピー論的手法を適用する枠組みの確立です。これにより、純粋に代数的な対象に対して位相幾何学の強力なツールが使えるようになりました。この研究はミルナー予想やブロッホ・カート予想(現在のヴォエヴォツキーの定理)の証明につながり、数学界に大きなインパクトを与えました。
2002年にはフィールズ賞を受賞しており、これは数学界最高の栄誉の一つです。晩年はホモトピー型理論(HoTT)と呼ばれる数学の基礎論的研究にも取り組み、コンピュータによる数学の形式的証明検証への貢献も注目されました。2017年に51歳で急逝したため、その才能の早すぎる終焉として数学界に惜しまれています。
使い方・例文
「ミルナー予想の証明にはボエボツキーのモチビックコホモロジーの理論が用いられた」というように、現代代数幾何学の文献で頻繁に登場する名前です。
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