ウィレム・ドレースとは?
うぃれむどれーす
ウィレム・ドレースは、戦後オランダの福祉国家建設を主導した労働党出身の首相です。
ウィレム・ドレース(Willem Drees、1886〜1988年)は、オランダの政治家で、1948年から1958年にかけて首相を務めました。100歳を超える長寿でも知られています。
オランダ労働党(PvdA)の重鎮として社会民主主義の政策を推進し、第二次世界大戦後の復興期に国家を主導しました。彼の最大の業績は、老齢年金制度(AOW)の整備です。1947年に社会問題担当相として暫定年金制度を導入し、「ドレースのお金(Drees' dubbeltje)」と呼ばれるほど庶民に親しまれました。1956年には現在につながる包括的な国家老齢年金法を成立させ、オランダの社会保障の礎を築きました。
首相在任中は、インドネシア独立問題、朝鮮戦争への対応、NATO加盟など外交的難題にも取り組みました。また、連立政権を巧みに運営し、プロテスタント・カトリック・社会民主主義の各党派をまとめる調整力でも高く評価されています。
質素な生活スタイルで知られ、市電で通勤していたというエピソードは今日も語り継がれています。オランダ国民から「オランダの父」とも称され、20世紀を代表する政治家のひとりです。
使い方・例文
オランダの福祉国家や年金制度の歴史を学ぶ際、必ず言及される政治家として登場します。
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