インシデントポストモーテムとは?
いんしでんとぽすともーてむ
インシデントポストモーテムとは、システム障害や重大インシデントが発生した後に、原因・経緯・再発防止策を組織全体で振り返る事後検討プロセスです。
インシデントポストモーテム(Incident Postmortem)とは、ITシステムの障害やサービス停止などの重大インシデント発生後に、その原因・影響範囲・対応経緯・再発防止策を関係者全員で体系的に分析・記録する事後レビューの仕組みです。「ポストモーテム」はラテン語で「死後」を意味し、医学の剖検(autopsy)になぞらえた用語です。
現代のSRE(サイトリライアビリティエンジニアリング)やDevOps文化では、非難なし(Blameless)のポストモーテムが重視されます。個人の過失を責めるのではなく、システムやプロセスの欠陥を発見し改善することが目的です。Googleが自社の運用で普及させたことで、業界標準的な手法となりました。
ポストモーテム文書に盛り込む主な内容は以下の通りです。
- インシデントの概要・影響範囲・継続時間
- タイムライン(発生から復旧まで時系列)
- 根本原因(Root Cause Analysis)
- 対応でうまくいったこと・いかなかったこと
- 再発防止のためのアクションアイテムと担当者・期限
ポストモーテムを定期的に実施することで、組織は同じ障害を繰り返さない学習する文化を育てることができ、システムの信頼性向上に直接寄与します。
使い方・例文
本番環境でデータベースへの接続が2時間停止した後、エンジニアチームがポストモーテム会議を開き、設定ミスの経緯と自動アラートの見直し策をドキュメントにまとめる場面で使われます。
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