インクルーシブデザインとは?
いんくるーしぶでざいん
インクルーシブデザインとは、年齢・障がい・文化的背景を問わず、できるだけ多くの人が使えることを最初から目指す設計思想です。
インクルーシブデザイン(Inclusive Design)とは、障がいのある人・高齢者・子ども・外国人など、多様な状況にある人々を「最初から」設計プロセスに含め、あらゆる人が可能な限り利用しやすい製品・サービス・環境をつくることを目指す設計思想です。
よく混同される「ユニバーサルデザイン」と比較すると、ユニバーサルデザインが「完成したデザインが広く使えること」を重視するのに対し、インクルーシブデザインは多様な人々を設計プロセスそのものに参加させるという点が特徴的です。当事者の視点・経験・フィードバックが設計の中心に置かれます。
インクルーシブデザインが生み出したイノベーションの例として、次のようなものがあります。
- 音声アシスタント — 手が不自由な人向けに開発されたが、運転中など多くの人が活用
- 字幕機能 — 聴覚障がい者向けだったが、騒がしい環境でも広く利用される
- カーブカット(歩道の切り下げ) — 車いす利用者のためだが、ベビーカーや自転車にも恩恵
デジタル分野ではウェブアクセシビリティ(WCAG準拠)や、多言語対応、カラーユニバーサルデザインなどとして実践されています。インクルーシブデザインは社会的公正を実現するだけでなく、より多くのユーザーを取り込むビジネス的合理性もあるため、製品開発・行政サービス・教育の場など幅広い領域で採用が進んでいます。
使い方・例文
スマートフォンの画面読み上げ機能(スクリーンリーダー)は視覚障がい者を意識して設計された機能ですが、目が不自由な状況にある人すべてに恩恵をもたらすインクルーシブデザインの典型例です。
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