イロコイ連盟とは?
いろこいれんめい
イロコイ連盟とは、北アメリカ先住民の複数の部族が結成した政治同盟で、民主的な意思決定制度を持つことで知られています。
イロコイ連盟(Iroquois Confederacy)とは、北アメリカ東部(現在のニューヨーク州周辺)に居住していた先住民の部族連合です。「ホーデノショーニー(Haudenosaunee)」とも呼ばれ、「長屋に住む人々」という意味を持ちます。
連盟を構成する部族は、当初5部族(のちに6部族)でした。
連盟が成立したのはヨーロッパ人が到来する以前とされており、「大いなる平和の法(グレート・ロー・オブ・ピース)」と呼ばれる口承の憲法に基づいて運営されていました。この制度は、各部族の代表が集う評議会での合意形成を重視するもので、女性の長老(クランマザー)が首長の選任・罷免に関わる権限を持つなど、当時としては先進的な統治体制でした。
イロコイ連盟の民主的な構造は、アメリカ合衆国建国期の政治思想(連邦制・三権分立・合意形成など)に影響を与えたという説があり、一部の研究者や政治家に支持されています。ただし、どの程度直接的な影響があったかについては歴史家の間で議論が続いています。
現在もイロコイ連盟(ホーデノショーニー)の人々はアメリカ・カナダ両国に在住し、独自の文化・言語・政治組織を維持しています。
使い方・例文
歴史の授業や北米先住民の政治制度を学ぶ際に「イロコイ連盟」が登場します。「合議制による平和維持の仕組みを持っていた先住民の同盟」として紹介されることが多いです。
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