イボタガとは?
いぼたが
イボタガとは、日本固有のイボタガ科に属する大型の蛾で、複雑な模様と大きな目玉紋が特徴的な春の昆虫です。
イボタガ(学名:Brahmaea japonica)は、チョウ目イボタガ科(Brahmaeidae)に属する大型の蛾です。日本固有種で、本州・四国・九州に分布し、春先(3〜4月頃)に成虫が出現します。
イボタガの最大の特徴は、その翅の模様の複雑さと美しさです。前翅・後翅ともに黒・褐色・白・黄色が入り混じった鱗状の精緻な模様が広がり、後翅には大きな目玉紋(眼状紋)があります。開翅長は90〜120mm程度と非常に大型で、蛾の中でも特に目立つ存在です。
生態的な特徴は次の通りです。
- 幼虫の食草はイボタノキ・ネズミモチ・アオダモなどモクセイ科の樹木
- 成虫は夜行性で、灯火にも飛来する
- 冬はサナギで越冬し、春先に羽化する
- 成虫の口吻は退化しており、羽化後は何も食べない
イボタガの仲間(ブラフマエア科)は世界的に見ると熱帯・亜熱帯に分布する種が多く、日本産のイボタガはその中でも温帯に生息する珍しい種です。独特の美しい模様から昆虫愛好家や研究者の間で高い人気を誇り、春の野外でライトトラップを使った観察の対象としても知られています。
使い方・例文
「春の夜、山間部で水銀灯を使った灯火採集をしていると、イボタガが飛来してきた」というように昆虫採集・観察の文脈でよく登場します。
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